#engineers_lt で登壇したら、編集者は最高の職業だと思えた

こんにちはー! id:kondoyuko です! 今日は「エンジニアの登壇を応援する会(以下、#engineers_LT)」というコミュニティの「読書の技術を勉強する会 #1」という勉強会で登壇して最高の気分になってきました。わいわい!!!

発表スライドはこちら。

www.slideshare.net

 ことのおこり

技術書典5の後にあった「技術書典非公式アフター」にて、スマスピの同人誌などを出されている長村ひろさん(@hirosys_)に#engineers_LTのことを教えてもらいました。最初は「私のやってるTech Pubと近いなー」って思ってたのですが、後日ひろさんより「編集者のインプットについて登壇しませんか?」と言われて、「わぁ、何を話せるかわからないけど超やりたい!」って思い、即OKしました。

その後、イベントの概要やらテーマやらを共有してもらったところ、どうやら「読書の技術」がテーマだそうで、「あ、これは私話せないわ…」とかなり自信をなくしてしまいました。発表スライドにも書いてるんですが、私は昔から読書が苦手で、書籍の編集経験も乏しく、このテーマはちょっと厳しいかも…でも登壇はしたい…みたいな葛藤がありました。ひろさんに「読書の技術というテーマだと話せないんですが大丈夫でしょうか…?」と聞くと、私の話せそうなことを噛み砕いてくださって、勉強会のテーマとすり合わせて調整してくださり、正式に引き受けることにしました。

登壇準備など

その後、ひろさんより、esa.ioを活用ししっかり作り込んだコミュニティ・ガイドラインや勉強会の設計を見せていただき、登壇概要をフォームに入れるようお願いされました。「なんてしっかりしてるんだろう」と思いました。そして、私は今まで、結構自社のカンファレンスでタイトスケジュールで登壇をお願いしていたりしたけれども、本当に申し訳ないな…と反省の気持ちをいだきました…(そしてその反省がなかなか生かされない…)。登壇概要もなかなか決まらずに、ふわっとしたテーマを締め切り直前に送り込みました(しかも通院で有給とった帰りに行った猿島(横須賀から行ける無人島)で、PC広げて作成するというw)。

connpassで当該イベントページができてからは、Slackのコミュニティにも参加してみました。なんか異常に活況で、リアクションもたくさんつくし、反応も早いし、勉強会準備も熱量が高くてびっくりするなどw

資料作成については、なかなかメッセージが決まらないというのが後を引いて、かなり前から登壇依頼いただいたにもかかわらず、結局直前の数日(大半のページは勉強会当日に急遽取得した午後半休)で作成することになりました。「読書の技術」については話さないと決めたものの「インプットの技術」もそこまで話せることあるのかな~?でもなんかエンジニアさんに持ち帰ってもらえる話がしたいし、そして自分ならではの話がしたいし…ということで、自分が「エンジニア向け編集者」というニッチ職業を志すまでの道のりを話すか話さないか迷いました。今回急遽、3人のうち1人の登壇者の方が来れなくなったということで、登壇の尺を20分から30分に増枠依頼して、せっかくなので自分の今までの人生を振り返ろうと思ったのです。そんなこんなで、本当にギリギリでかなり不完全燃焼な状態でなんとか資料を作り終えました。

イベント本番

会場はメディアドゥさん。広くてきれいでした。終始余裕がなくてテンパっていた…。今回のもうひとりの登壇者のflierの大賀さんは、本当にお話が上手で資料もきれいで、やべーと思いながら聞いてました。

前の方に座っていたのですが、そろそろ自分の出番かなーと思って後ろを振り向くと、めっちゃ人が多くて一気に緊張してきました。私、登壇の場数は割と踏んでいるものの、30分という長尺と、これだけの人数の前でお話するというのが初めてでした(一応、自社主催カンファレンスの司会で100人近い人の前で話したことはありましたが)。

声がちょっと震えちゃったり、Googleスライドがうまく使いこなせなかったり、私の就活生時代のサイトを知らない人が大半で自分のパワー不足を感じたりしたものの、リアクションもそこそこいただけたり(一番ウケたのはGoogleスライドの図形がずれる問題が発生したときだったw)、結構前を向いて登壇できたかなと思ったり、質問で具体的な相談をたくさんしてもらえたのが嬉しかったです。

あと、本エントリ冒頭に貼り付けた、オーディエンスをバックにしたセルフィーを撮ることができました!!! つかみはOKだったかなと思うし、よい記念になりました。

登壇後の休憩時間にハッシュタグを眺めると、興味深そうに聞いてくださったみなさんのTweetがたくさんあってめっちゃ嬉しかったです。ニヤニヤしながら見てました。

その後の懇親会では、具体的なアウトプットについて相談していただいたり、あの気になってたインフラ勉強会への参加や登壇?のお誘いをいただいたり、JAMstackについて教えてもらったりとたくさんの収穫がありました(年末年始はJAMstackの勉強をしようと誓った)。中華もおいしかった。ちょっと仕事が残っていたため、がっつりお酒が飲めなかったのが残念だったけど…(でも私の好きなキリンの本搾りがあって嬉しくて飲んでしまった)

勉強会で話しきれなかったこと

当初、登壇内容に含めようと思ってすっかり忘れていたのですが「私ならではのインプット」と考えたときに、「情報が集まってくる」状態をいかにつくるかという視点もあります。そのためには「アウトプットして存在を知ってもらう」というのが常套手段だと思うのですが、他にも「面白い人だと思ってもらう」こともあると思い、自分自身の面白さベクトルの魅力を高めようという視点で動いてます。なので、スナックゆうこという自分が一日店長をするバーもやるし、セルフプロデュース誕生日会である近藤佑子誕生祭もやっている。Twitterのプロフィールにも「趣味はテクノロジーや自分をハブにしたイベントを作って遊ぶこと」と書いてますが、本当に楽しんでやってるのもあるし、やや戦略的になっていることもあります。例の就活生のサイトが本当にバズったので、それ以上のもう一段踏み込んだすげーことかましてやりたい思いもあって焦るのですが、目の前のやるべきこと、興味が向くことをひとまずやっているという感じです。そのあたりの経緯はスライド中でも紹介した以下の記事に書きました。

www.e-aidem.com

あえてフィードバックするなら

あらかじめ「読書の技術について話せない」と伝えていたので、勉強会のテーマ(イベント名とまでは言わなくとも)を読書じゃない方向にちょっとだけ中和いただきたかったなあ…と思ってました(もしくは事前パブで「読書の技術以外にもこういうことを話してもらいますよー」とアナウンスいただくとか:まあ私の登壇概要が抽象的すぎて紹介しようがないというのもあったのですが)。テーマにずれてる話をする人だと思われかねないと思っていたらやはりアンケートのフィードバックでそのようにあったので。ただ、いま振り返ると読書が苦手という方向で共感を誘い、もうちょっとインプットの話ができたかなぁ…いや、私の今の力量でこれが限界かもしれません。いい話するには修行が必要だ。

登壇したら、編集者って最高の職業だと思った

そして最後にタイトルに込めた思い。登壇して、いろんな人と話して、Twitterでたくさんフィードバックしてもらって、めちゃめちゃ高揚感に包まれていました。同時に、私が作るイベントはこんなに高揚感を生み出すことができるのだろうか?と思いめっちゃ悔しい思いにもなりました。そう、私にとってエンジニアというのは、超おもしろい人たちで、私もあんなふうになりたいし、すごーく嫉妬する存在!!! でも編集者はすごいことに、たくさんのエンジニアさんと接することができるうえに、そんな尊敬&嫉妬するエンジニアのアウトプットを手助けすることができる。私って本当にいい仕事できてるんだな~ってしみじみ思いながら帰りました。

最後に、コミュニティ代表のariaki(@ariaki4dev)さん、今回お声掛けいただいたひろさんはじめ、スタッフのみなさんありがとうございましたー! またお会いしましょう!