25歳まで日本を出たことがない私が、今年は好機に恵まれて3回目、人生で5度目の海外に来ています*1。フィリピンはセブ島にある語学学校「サウスピーク」にて、2週間の英語留学をするため。一週間早めのお休みをもらって、クリスマスや年末年始もこっちで過ごす予定です。
ふつう、2週間だけの留学では英語をマスターできるとは言えないので、留学をスタートラインとして学習を継続していくことで英語力を伸ばす、というイメージがあるかもしれないですが、留学を申し込んだ時点(2015年7月)で推定*2620点だったTOEICスコアが、2015年11月受験にて、なんと820点まであがりました!!!
TOEICがまさかの800点超えして震えてる(9月に受けたのが645点)
— 近藤佑子 (@kondoyuko) 2015年12月7日
フィリピン人講師によるオンライン英会話に興味をもったのが3年前。サウスピークには2年ほど前から興味がありました(2年前の段階で行くことを検討して説明会まで行ったけど、経済的な事情で断念)。なにせ私は大学受験までは英語は得意(一般に高校で習う内容としてはほぼ完璧といって差し支えないほど勉強した)にも関わらず、英会話がとても苦手で「日本語しゃべれない人と話すのが怖いなあ……」と思うほど英会話にコンプレックスを持っていました。大学生になってからは英語を勉強することがぐっと減ってしまったので、もともとあった英語力も衰え、TOEICスコアも600点ちょっととあまりパッとしないレベル。
英会話に関しては、英語を話す恐怖感さえ払拭できればブレイクスルーできるんじゃないかと思っており、いつか行きたいなあと思っていたところでした。
さて「いつか行きたい」状態だったものを、実行に移したのは、今年6月に参加した通称「深圳ツアー」に参加したことがきっかけです(これ、まだレポート書けてなくてごめんなさい。。。>関係者のみなさま)。中国・深圳のMaker Faireや、ハードウェアスタートアップなどをまわるツアーに参加し、海外の技術者やメイカーたちと交流する機会がありました。例えばフェアの出展者の人に「これは何ですか?」と聞くことはできるけど、その返答(英語)が全く聞きとれない。でも聞けるようになったらすごく楽しいし、仕事にも役立つだろうなと思ったのです。
そう思っていた矢先に、ある方からこんなアドバイスを貰いました。「英語力を上げたいならまず英語で何をしたいかを絞ること」
私は技術系の編集者をしているので、日々、海外動向をチェックしているし、英語セッション取材や外タレインタビューもある。そんな私ならなんだろうと考えてみたところ:
- 技術的な内容の英語が分かること(リーディング/ヒアリング)
- 技術的な内容を日本語で適切な記事にできること
- 英語で適切な質問ができること
- 英語でアイスブレイク的な会話ができること
高度な英語のディスカッションなんて必要はなく、私が身につければいいのはこれだけなんだなと思うと、ちょっと心が軽くなり、英語、やってみたいなという気持ちになりました。
それから、英語をちょっと勉強してみたい、フィリピン留学を年末にしようと考え、友人でフィリピン留学を経験した人のオススメの学校なども含めていくつか検討し、サウスピークが年末年始もそこまで授業数が減らなそうなのと(短期滞在者向けに休日返上でレッスンをやってくださる:2015年実績)、インターネットや説明会で聞いた情報で、ここは他の学校とは違ってかなり独特だなと思い、サウスピークへの入学を決意したのです。
さて、サウスピークの特徴はいろいろありますが、今ぱっと思いつくものをあげてみると下記があります。
- 完全日本人向けの学校(他の学校は韓国人向けのところも多い)
- 日本の英語テキストを使う
- TOEICスコアを重視
- 義務自習の時間があり、予習で学んだことを授業で確認・実践するようなスタイルを取る
- 留学前から学習カリキュラムを作成
最後にあげた「学習カリキュラムの作成」がミソでして、申し込み後にサウスピークの柴田さんとSkypeで面談をするのですが、留学時にどんなテキストを使って何をするかに加え、留学前にこのテキストをこんな風に勉強してほしいというカリキュラムが個別に作成してもらえます。事前アンケートで「技術系の英語を伸ばしたい」と希望を書いたところ、「それでも基礎固めとしてTOEICをやりましょう」「近藤さんのようなケースは事前学習で100点、200点上げることができる」「留学まで5か月くらいあるので、留学が仕上げになるように学習しましょう」と言われました。
TOEICは実践的じゃないんじゃないか、という懸念を持ちつつも、郷に入れば郷に従えとばかりに勉強を開始。とはいえ、一日3時間は勉強しよう(通勤時間などのながらリスニングも含めて)と求められてはいたものの、そんなにできるわけがなく、しかも夏の間は勉強は停滞し、9月に受けたTOEICは645点と微増に終わりました。
これはやばいんじゃないかと思っていた矢先に、11月上旬に米国での海外取材の機会が。10月中旬に受けた応用情報技術者の受験が終わったタイミングで、TOEICの勉強にようやく身が入るようになり、10月下旬からはSkype英会話も始めました。
留学までの5か月間でできた学習は以下のとおりです。
- 新TOEICテスト 英文法をはじめからていねいに
- 途中までやって省略

新TOEICテスト 英文法をはじめからていねいに 改訂版 (東進ブックス)
- 作者:哲也, 安河内
- 発売日: 2010/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- TOEICテスト英単語 出るのはこれ!
- TOEIC TEST リスニングの鉄則
- 1日1分レッスン!新TOEIC TEST千本ノック7
- どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
- 一周はした

TOEICテスト英単語 出るのはこれ! (講談社パワー・イングリッシュ)
- 作者:中村 澄子
- 発売日: 2015/01/28
- メディア: 単行本

- 作者:中村澄子
- 発売日: 2009/07/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)

1日1分レッスン! 新TOEIC TEST千本ノック! 7 (祥伝社黄金文庫)
- 作者:中村 澄子
- 発売日: 2014/06/12
- メディア: 文庫

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 作者:森沢 洋介
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- TOEICテスト新公式問題集<Vol.6>
- 一回分のみ終了

- 作者:Educational Testing Service
- 発売日: 2014/11/12
- メディア: 大型本
- TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 7
- ミニ模試以外終了

TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 7 (別冊模試・DL特典付) (TOEICテスト 究極シリーズ)
- 作者:ヒロ前田
- 発売日: 2012/12/01
- メディア: 単行本
- Skype英会話30回(12.5時間)
これでも全く手をつけられていないテキストもあり、本来なら二周目を取り組んだり、解いた問題を音読したりすべきなところ出来てません。それでもこうして上げてみると、勉強できてよかったなと! とくに『TOEIC TEST リスニングの鉄則』『TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 7』のおかげでだいぶスムーズに解けるようになりました。今までリーディングの最後の問題、20問くらい塗り絵していたのに3問くらいに減らせたし。
あとSkype英会話は、最初はめちゃめちゃ緊張したものの、フィリピン人先生としゃべることに関してだけ言えばだいぶ英会話に慣れてきました。ただブロークンでも伝わることが分かって安心した一方、その段階からから飛躍的に伸ばすにはもう少しブレイクスルーがいるなと。
さて、明日から授業が始まります。私は2週間の短期留学なので、コスパが良いという発音矯正重視のカリキュラムが組まれています。私は今まで発音はそんなに大事だと思っていなかったのだけど、発音がよくなるとリスニング力も向上するそうで、それは楽しみ。日本にいる間『英語耳』を読んだところ、「s」の音でロングトーンしてみようと書いてあって、なんだか管楽器の練習をしてるみたい。英語って、音楽と同じで頭をつかう部分と身体的な部分、両方の側面があるよなと思いました。
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- 作者:松澤喜好
- 発売日: 2010/08/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
明日からの授業、ちょっと緊張だけどがんばります。明日早いのでねるすみ。