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kondoyukoのカルチュラル・ハッカーズ

カルチャーをハックするような文章が書きたいkondoyukoのブログ。

「おっぱい募金」に参加してきた:よく分からない気分を味わいたいならオススメ

先日の土曜日のこと、勉強会に参加するために早起きした私は、寝起きに知人男性からこんなLINEが届いていたことに気づいた。

「土曜日おっぱい募金いこー」

おっぱい募金とは

8月30日、31日は24時間テレビの日だった。もう10年ほど、テレビを所持しない生活を送っている私は、24時間テレビについては特に関心もなかったが、同時期に実施されるというとある募金企画には、昨年から注目していた。

その企画の名は「おっぱい募金」である。

おっぱい募金」とは、スカパー!オンデマンドアダルトの番組「24時間テレビ エロは地球を救う!」で毎年行われているチャリティーイベント。この番組自体は今年で12回目とのこと。おっぱい募金も12回目なのかは分からないが、ここ数年のイベントではなさそう。

このおっぱい募金は、募金(1000円以上が望ましい)をすると、おっぱい募金ガールという複数人のAV女優のおっぱいば揉めるという仕様。1000円で1人ではない。今年は9名なので、一人あたりの募金額が111.1円でおっぱいを揉むことができる。集まった募金は、公益財団法人エイズ予防財団が行う「ストップエイズ啓蒙活動」に全額寄付されるという。

私はこのおっぱい募金に誘われたとき、知人男性がよろこんでAV女優の乳を揉む姿はあんまり見たくないなあと思いながらも、それを凌駕する興味がわいたので、誘いに乗ることにした。せめてもの準備ということで、爪を切ってから家を出た。

おっぱい募金に人が殺到

さて、終日勉強会に参加していたため、夜遅い時間から参戦することに。夜22時に新宿東口のベルクで待ち合わせして、向かうは夜の歌舞伎町。Twitterで「おっぱい募金」と検索すると、「待機列がやばい」との投稿が見つかる。だいじょうぶかな〜と思いながら現地に向かうと、人は多いものの列にはなってなかった。見ると

「整理券配布は終了しました」

30日は、20時から深夜2時までだったので、2時間で早々に整理券配布が終わったことになる。

私はというと、がっかりしたとともにちょっとホッとした気持ちだったが、同行の男性は「おっぱい揉みたかった……」と非常に悲しがっていた。「明日朝、始発で行って並ぼうか」という同行者に対し、私は正直しんどいなーと思ったので、結局新宿駅に8時半くらいに行く。

会場に行くと、驚いたことにほとんど誰もいない。スタッフが数人。余裕で整理券ゲット。

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ああ、これで女の子のおっぱいを揉むことになるのか……

整理券を手に入れるという目的が余裕で達成されたので、優雅に歌舞伎町の喫茶店でモーニング。店名をチェックしそびれてしまったが、ちゃんとしたサラダ(すでに食べてしまったあとで写真には写ってない)、ベーコンエッグ、トーストにホテル仕様のバターとジャム、さらに、多くの種類のドリンクから選べるということで、テンションが上ってぶどうジュースをチョイスした。朝の新宿を見ながら優雅に待機。

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いざ、おっぱい募金へ!

さて、開始時間の10時にはちょっと早いかなと思いながら9時40分ごろに会場に向かうと、すでに黒山の人だかり。整理券番号からしてもう入場できるらしい!会場はクラブのような地下室。アンケートを受け取り、身分証と1000円を握りしめ、列を進む。アンケートは同意書を兼ねており、スカパーの番組にエキストラ出演することに同意するような趣旨だった。女の子は会場のスクリーンの奥にいるため、姿は見えない。

同行者の男性がしきりに「緊張してきた」と言う。まわりは男性しかない。スタッフに1名女性がいて少しホッとする。

10時になり、オープニングデモムービーが流れる。女優さん1名1名にキャッチコピーがついていて(あんまりちゃんと覚えてないけど「えくぼはあふれる性欲のしるし」みたいな)、プロレスってこんなかんじなのかなと思った(見たことないけど)。そして、会場のみなさんと「うぉぉぉ~」と盛り上がって、「朝イチできて本当によかったな」と思った。

アンケートを渡し身分証を見せて、荷物検査をする。かばんの中身を見せ、さらに金属探知機での入念なチェック。列はどんどん進み、いざ女の子の姿が見えると、それからは早かった――。

募金をし、スタッフの方に消毒用アルコールを手にプッシュされる。剥がしのスタッフが後ろにいる状態。そして女の子が、おっぱい募金ガールが、チャリティ用の黄色のTシャツをまくり上げた状態で9人、そこに並んでいた。ちっちゃいおっぱい、ちょうどいいおっぱい、おっきいおっぱい。みんなきれいなおっぱい。そして私におっぱいを触らせてくれる女の子たちはみんなかわいい!!!1人の女の子にかけられる時間は約3秒。その時間内で、女の子のおっぱいの見た目、感触、顔、声、かけてくれる言葉、名前、しぐさ。情報量が多すぎて処理が追いつかない。

私は最初、女の子の乳首を変に触らないように、ふくらみを包み込むようなかたちで揉むのがいいのかなと思っていた。

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しかしもはやそんな余裕はなく、両手を押し出すような感じでタッチするのが精一杯だ。

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女の子の「ありがと〜♡」という声が断続的に聞こえる。私は「あ、ありがとうございます」「お疲れ様です」と声をかけながらすすむ。私は女性だったので「女の子だ〜!うれしい〜ありがと〜♡」と約半数の人が声をかけてくれた。さらに伸ばした手をむぎゅーとしてくれる女の子までいたため、「これは女性だけの特権なのでは!」と思ったが、あとで聞くと同行者の男性も同じようにやられたという。というかまわりがどうなっているかは全く意識できない。女の子9人のおっぱいを触り終えたあとは、まるで麻酔で眠っている間に重要な手術が終わったかのような(そんな経験ないけど)、放心状態になってしまった。あまりにぼーっとしてしまったため、後になって「おっぱいをさわる前に、ちゃんとアルコールを手にすりこんで消毒出来ていたのだろうか」と不安になった。

帰りにおっぱいのモニュメント(一応修正した)を写真撮影し、おみやげコーナーでステッカーを購入した。実はTシャツもちょっと欲しかった。。。どこで着ればいいものやら。でも買えばよかったなあ。

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あれは夢かと思えども、手に残るやらかい肌と乳首の感触が妙に忘れられない。帰りにスカパーの宣伝チラシが入っている袋を持たされたけど、手のひらに残る感触に干渉しないよう、なんだか遠慮がちに持ってしまう。

最終的には観測範囲内に他に1名女性のお客さんがいたとのことなので、全体の割合でも1%くらいは女性がいたんじゃないでしょうか?

性的興奮はない

不思議とこれは性的に興奮するような催しとは到底思えなかったんだけど、同行者の男性に聞いても「性的興奮はない」とのことだった。Twitterでも似たような意見が散見された。

エロなものをエロと感じるまでには、実は十分な解釈と文脈が必要なのではないだろうか。子供の頃、母親のおっぱいを見てエロさを感じる人は少ないだろう。今回のおっぱい募金は、性的興奮を感じるには情報量が多すぎた。

エロい気持ちになりにいくのでなく、今まで経験したことのないような頭の処理オーバーな状態になってみたければ(そして募金をしたければ!)、次回のおっぱい募金に参加するのはおすすめだ。

そして感服するのは女の子のがんばりだ。いちおう嫌々やっている訳ではないと思うけど、5000人以上の人間に(休憩はあれども)乳を触られるのは並大抵のしんどさではないだろう。アトピー持ちの私としては、女の子のおっぱいの状態が問題ないか気になってしまう。おつかれさまでした。

さて、おっぱい募金に行ったあと、歌舞伎町からの帰り道、交差点でワーとかキャーとか声が聞こえてくるのでなんじゃいと思ったところ、どうやらヤマダ電機が入っているビルの大きなスクリーンで、男性グループのライブ(東方神起らしい)の映像を流しているらしい。ワーキャーはライブの映像から聞こえてくるのだけれども、多くの女性がそれを見入っていた。

男性はおっぱい募金に集い、女性は東方神起に集う。 境界を越えていける人間になりたいと、私は思った。