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kondoyukoのカルチュラル・ハッカーズ

カルチャーをハックするような文章が書きたいkondoyukoのブログ。

騙されてゾンビ映画見させられた

私はあまり映画を見ない、いわんや怖い映画をや。

通常の映画に関しては付き合いでたまに見ることがあり、直近では「アナと雪の女王」を見たが、それは面白かった。
しかし、暗い中じっとして映画を見るのは元よりそんなに得意じゃなく、怖い映画(ホラー、グロ、暴力など)は何がおもしろいのか分からないのもあり、絶対見たくない。例えば「パシフィック・リム」、これは面白く、見てよかったが同時に怖かった。それくらい怖いの(というかびっくりする刺激のようなもの)が苦手。


さて先日、「iTunesでおもしろい映画を借りたので見よう」という誘いに乗った。誘った当人は、私の怖い映画嫌いを知っているので、そんな変な映画ではないだろうと安心していた。
ロドリゲス監督とタランティーノ脚本の名作とのこと。恥ずかしながらキルビルすら見たことない私は、タランティーノの名は知っても作風を理解してなかった。

視聴前に「ググってネタバレ禁止だからね!」というので、サスペンスか?と思ったけど違いそう。ジャンルは?と問うと、荒くれ者が国境を超えるという話に、その話のどこがおもしろいのかと疑問に思える。




フロム・ダスク・ティル・ドーン [Blu-ray]

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以下、ネタバレもあるので未視聴の方はご注意を。

ストーリーは、銀行強盗の兄弟が、神が信じられなくなった牧師とその子供たちに出会い、彼らを人質にとり、国境を越えるというもの。
冒頭から、立ち寄った店の店員を銃で撃ったり、火を放ったりして、普通じゃない(というかこの変でもうマトモに見れない)と思ったが、その後、兄弟が車で走り去っていく様子がなんとも爽やかで、これはハチャメチャな銀行強盗たちのドタバタぶりを描く映画?と思った。日本で言うところのルパン三世や任侠映画みたいな。


そしてもう少し見ていくと、牧師家族に出会い、彼らのキャンピングカーに乗ってアメリカとメキシコとの国境を目指す。そこでの車中の事件を通し、強盗と人質という異なる立場を超えて心を通わせる話かと思ったが、映画の中盤で、目的であるところの国境を越えてしまった。

国境を越えて、強盗と牧師家族がめざすは、バー「Titty Twister」(訳:おっぱいぐるぐる)営業時間は「黄昏から夜明けまで(フロム・ダスク・ティル・ドーン」。夜明けに、メキシコで会わなくてはならない人と待ち合わせるため。無事に合流できたら牧師家族はお役御免というわけ。

そこでは名前の通り、トップレスで褌のようなものをつけたお姉さんがダンスをする。何なんだこの映像、と思ったのもつかの間、お店の人の顔がモンスターのように醜く変化した。私は呆気にとられ、そして全てを悟った。

アメリカでは、ゾンビ映画が人気と聞く。一見違うようなジャンルの映画でもゾンビ映画であることが結構ある。アメリカのゾンビ映画好きは、日本の怪獣映画好きやロボット好きみたいなものだと理解している。

ゾンビ映画ははじめてマトモに見たが、そこまで怖くはないがとにかく気持ち悪い。演出の手法に見慣れたらそんなに不快にならずに見られそうな気もするが、別に見慣れたくはない。

この映画の特徴としては、やはり中盤に一気にゾンビ映画になる怒涛の展開。神が信じられなくなった牧師、というのも一応伏線ではあるが、とても想像がつかない。そして結構あっけなく重要人物が死ぬ。最後のシーンも何とも言えないカラッと感があり、不思議な感じの映画だった。

映画の中身を知らなかったことによる、ストーリー展開に呆気にとられる感覚は悪くはなかったが、騙されてゾンビ映画を見させられたことには変わらず、以後気をつけたいと思う。




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