読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

kondoyukoのカルチュラル・ハッカーズ

カルチャーをハックするような文章が書きたいkondoyukoのブログ。

SODの説明会に行ってきた

就活 企業訪問

f:id:kondoyuko:20121015174849j:image:w360:right
新卒採用サイトからのメールを見ていたら、ソフト・オン・デマンド(以下、SOD)の説明会のお知らせが載っててちょっと興味を持った。おそらく、登録時に、志望業種・職種のところにマスコミとか編集、制作などをチェックしていたからだろう。説明会があるとのことで、純粋に選考に進みたいというよりは、アダルト産業の動向に興味があって行ってみた。

当日は、70席用意したなか実際に参加したのは30名くらい。私以外みな男性で、ほとんどの人がリクルートスーツでした。この日は欠席が多かったらしく、人事の方も悲しそうにしていました。キャンセルするのは仕方ないけど、せめてキャンセル手続きをしようぞ。
3時間あると伺っていたので、「3時間も何やるんだろう・・・グループワークや面談があるのだろうか・・・」と不安だったのですが、実際は

  1. 会社説明のスライド・・・1時間
  2. 会社見学の代わりの社員紹介ビデオ・・・0.5時間
  3. 質疑応答・・・0.5時間

の約2時間で終わりました。とてもふつうで真面目な内容でした。もちろん悪戯されたりとかはありません。

会社説明
SODと一口に言っても、AVの制作を行うSODクリエイト、モザイク処理やパッケージデザインなどを行うSODアートワークス、販売・流通を行う(いわゆる卸業)ソフト・オン・デマンドと3社にわかれています。どれも社員数100名以下の会社で規模もそう大きくないのですが、なぜ分社化しているかというと、設立当初の代表の方がテレビ番組の制作会社出身であり、制作会社が番組をつくっても著作権は放送局が持つ現状に問題意識を持ったので、SODグループもAVを制作したSODクリエイトが著作権を持てるような仕組みにしているそうです。つまりはそれぞれの企業が仕事をすればするほど儲かるようにする、ということなんだろうか。
あと特徴的だったのが、現社長が女性だった点と、創業からの売上高と経常利益の推移を見せてくれたのだけど、落ち込んでいるところは、その理由(例:各監督は月毎のリリース数をクリアさえすればよかったので質が下がった)と改善策(例:組織の再編成、編成会議の実施、リリース数ノルマを少なくする、などにより質の高い作品をつくる)を正直に提示しているところが興味深く、好感が持てました。他の就活の説明会では、売上高や利益の推移を見せてくれることはあっても「業績は悪くない」くらいの情報しか話さないので、不勉強な私にはこのような情報はありがたかったです。
あと、採用ステップで最終面接の前には撮影の見学をするらしい。見て、本当にここで働けるのか意思確認をするそうだ。また入社には親の同意が要るそうです。(10/16追記:配布資料の「よくある質問」によると「会社の事業内容をきちんと説明し、承諾を得た上で入社して欲しいということで、承諾書を頂いてい」るとのことです。)

社員紹介ビデオ
SODグループの三社からそれぞれ入社1~2年目ぐらいの社員を一人づつ紹介するビデオを見せてくれました。だいたい出社から一日の仕事ぶり、本人のインタビュー、上司のインタビュー、本人にこれからの目標を聞いて終わり、という構成。「〇〇(社員名)の朝は早い」と、プロジェクトXを彷彿とさせる始まりに、イケメンADがロケ前に徹夜で準備して走り回っている姿や、NANA風女性デザイナーが「ジャケットデザインはとても楽しい」「将来はカフェを開きたい」と言っている姿は飾らない感じでよかったです。
また、撮影現場が出てきたとしても、一切女優さんは出て来ませんでした。強いて言うなら、営業担当者が販促で持っていくための、女優さんが写ったチェキを見せてくれた場面があるくらい。
ほかの映像コンテンツ制作会社の説明会は行ったことがないので比較はできないのだけど、他の企業の社員紹介ビデオよりずっとイメージがしやすく、うまく作っているなあとおもいました。インタビュアーの声が出ずに質問が字幕だけ出てるところにAVぽさを感じました。
色々むずかしいかもしれないけど、このビデオをネットで公開したら受けるんじゃないかなあ。。ネット界はエロに対する沸点が低いというか、例えばkey作品が泣けるエロゲとしてすごく話題になっていたように(Kanonをやってみたことがあるけど皆がいうほど感動はしなかった)、エロ業界からマジメ系コンテンツを出していったら結構高評価だと思うのだけど。「SODの新卒採用ビデオがかっこいい!」って感じで。

質疑応答
いくつか質問が出たのですが、興味深かったのは、海外展開についてはそれぞれの国の法律を遵守してやっていくとのことで、その調査をしながらなので勢いよくやれないとのこと(例えば中国支社を置いているけど、中国は法律でAVは禁止。でも店で普通に売っているらしい)。また、SODのネガティブイメージを廃したいと思っているそうなのですが、以前レディースコミックでビデオの応募者全員サービスを行ったところ、あまり応募者が芳しくなかったとのこと。その理由は、読者が個人情報を渡したくないと思ったのでは、と推測されていました。確かにエロ系に応募や登録するのって、その後アダルト系のDMや迷惑メールが来たら嫌だなあと思いそう。あと、SOD社員になって、世間の目が冷たいよりはむしろ合コンのネタになったり、面白がってくれる女の子もいたり、彼女のお父さんとも仲良くなれたりとよいことも多いと人事の方は言っていました。たぶん自分自身に偏見がないからこそ堂々として見えるんだろうなあ。


過去には説明会で米を配っていたらしく、ちょっと楽しみにしていたのですが、今回はもらえませんでした。しかし、総じてよさそうな感じでした。ただ入社するとなるとやっぱり転職が気になったり、あとニッチ業界のプロフェッショナルになるのは面白そうな一方、まだそこまで積極的にって感じになれず、現状Webに力を入れている感じでもなかったので、結局選考は進まないことにして帰りました。TENGAさんとともにエロ業界は期待しているので今後を楽しみにしています。

広告を非表示にする